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以下の分析は、あくまで個人的な業界分析であって、特定業界の有価証券の購入推奨を意図するものではなく、投資して失敗しても知らないよっと


・過去最悪のパフォーマンス 

東証小売株指数の騰落率は、06年1月以降の19ヶ月でTOPIXを31%下回った。景気拡大のなかでも販売が伸び悩み続けてきた為、株式市場は小売セクタの将来見通しにマイナスのイメージ


・悲観論は行き過ぎ

「小売業界は飽和している」という見方には違和感がある。つまり、デフレ不況が長期化した結果、1人当たりの消費は「飽和」に程遠い水準まで低下した。加えて、サービス消費の拡大、人口減少、インターネット通販の拡大等を深刻にみる向きもあるが、それらは杞憂に過ぎない

・利息配当収入、富裕層、都市部への人口流入、規制緩和が消費を押し上げる

今後は、金利上昇や企業の増配意欲を背景に、こうした過去の投資が消費に対してプラス要素に転じる公算が大きい

富裕層のキャピタルゲインや所得増加分は消費には回らず、金融資産や不動産に再投資して、消費ポテンシャルを蓄えてきたと推察される

出生率の底入れ傾向を踏まえれば、国内総人口の年間減少率は0.5%を超えないだろう。また、都市部への人口流入がバブル期並みのハイペースで進行しており、都市部人口は概ね横ばいで推移する算段

郊外での大型店規制や、都市部における商業ビルの開設ラッシュの一巡によって、既存の小売店舗を取巻く競争環境は緩和方向へ。販売復調が目立つのは百貨店業界、客単価の上昇が安定的に小売業の収益を押し上げるだろう

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